みなさまは「ポモドーロテクニック」と呼ばれる仕事術をご存じでしょうか。

イタリアの起業家フランチェスコ・シリロ氏が考案した時間管理のテクニックで、高い集中力を保ち続けることができるため作業の効率が上がる仕事術として世界中で取り入れられています。

必要なものはタイマーだけ。シンプルだけど効果の高いポモドーロテクニックを自習に取り入れて、勉強時間の質を高めてみましょう!

①事前準備をしよう!

ポモドーロテクニックの一番のポイントは「25分勉強した後に5分の休憩」を繰り返すこと。短い間隔で休憩を入れることで集中力が切れることなく作業をし続けることができるのです。 この「25分の勉強+5分の休憩」の1セットを「1ポモドーロ」と呼びます。

まずは事前準備をしましょう。勉強する予定の内容を紙に書き出して、1ポモドーロごとに割り当てていきます。

  例)勉強内容

  1. 英単語暗記 20個
  2. 数学問題集 連立方程式 24~25ページ
  3. 数学問題集 連立方程式 26~27ページ
  4. 英語課題 56~59ページ

※注意

割り当てる勉強はちゃんと25分でやりきれるボリュームにしましょう。ボリュームが大きすぎる場合は複数のポモドーロに分けてやるのもありです。

②実践しよう!

勉強する内容が決まったら次は時間配分を書き込みましょう。

基本的なスケジュールは「25分の勉強と5分の休憩」の繰り返しです。そして4ポモドーロ後には少し長めの30分休憩を入れます。

  例)スケジュール

  1. 英単語暗記20個 … 25分
    休憩 … 5分
  2. 数学問題集 連立方程式 24~25ページ  … 25分
    休憩 … 5分
  3. 数学問題集 連立方程式 26~27ページ … 25分
    休憩 … 5分
  4. 英語課題 56~59ページ … 25分
    休憩 … 30分

準備ができたらタイマーをセットして早速やってみましょう。

1ポモドーロでやると決めた内容はちゃんと時間内に終わらせるようにしましょう。期限を意識することが高い集中力を生み出します。

集中した状態で4ポモドーロもこなすとかなり疲れてくるはずです。平日だったらここで終わっても良いですし、時間のある土日にはもう4ポモドーロ挑戦してもよいですね!

※注意

ポモドーロの途中で関係ない用事をしてしまったら、そのポモドーロは最初からやり直しです。他のことに意識を向けると集中力が途切れる原因になります。取り組む内容以外のことは一切控えましょう。携帯を触るのももちろんアウトです。

また、5分の休憩中に動画を見たり、ツイッター、インスタグラム、ラインなどのSNSをチェックするのはやめましょう。一度遊びに向いてしまった意識を勉強に引き戻すのはとても難しいです。

おススメは軽く歩いたり、飲み物を飲んだりすること。体を軽くストレッチするのも集中力の回復につながる良いリラックスになります。

まとめ

勉強においては”どれだけ長かったか”よりも”どれだけ集中したか”が結果に繋がってきます。ポモドーロテクニックを使って、濃い勉強時間を作ってみましょう!