突然ですが、理系の問題を解いている時に「まずは図をかけ」と先生から言われたことはないでしょうか。私は塾で問題を解くたびに毎回言われていました。でも「図を描いた方がわかりやすいのはわかるけど、めんどくさい・・・」正直そう思いませんか?
その気持ち、わかります。ですが、実は図を描くというのは脳の処理速度を上げるめちゃくちゃすごいテクニックなのです。そしてこれを理解して実践して出来ている人はほとんどいません。
今日は図が脳の性能をあげるメカニズムを理解して、自分の技にしてしまいましょう。特に図を使うことが多い物理、数学で効果抜群です。誰でも以前より難しい問題が解けるようになりますよ。
頭の中で解くって実はかなり非効率的!?
「シンプルな問題なんて、図なんか書かなくても頭の中で解けるよ」という方 。
それでは頭の中だけで問題を解いている時の脳の様子を見てみましょう。
これがそのときの脳の容量です。
実は人間の脳は同時にいろんなことを考えるのが苦手です。一度に考えられる物事の数は決まっていますので、何かあることを考えているとその他の物事はよく考えられなくなってしまいます。
今回物理の問題を想定しています。図からわかるように、問題の状況を頭の中で図として思い浮かべるのにかなりの領域を使ってしまっています。さらに問題の条件も無意識に頭の中で考えてしまうため、問題を解くために使える脳の領域がますます小さくなっていることがわかります。
全て頭の中で解くとはつまり、この小さな領域で問題を解くということなのです。これではひらめきが生まれるはずもありませんね。
図を使って脳のフルパワーを引き出せ!!
そこで図の出番です。状況と条件を全て図として描き出してしまいましょう。
するとどうなるでしょうか。問題を解くために使える脳の領域が大きくなりましたね。簡単に脳の性能が上がりました。
図を描く = 脳への負荷を減らして処理速度を挙げるということだったわけですね。
難しい問題にぶち当たった時、腕を組んで問題とにらめっこしてませんか??その状態ではひらめきは生まれにくいです。まずは図を描いてみましょう。100%の力を引き出した貴方の脳なら突破口がきっと見えてくるはずです!