この記事は以下の記事の続きです。
https://gips-kateikyosi.com/210115-2/
前回の記事で以下のことを説明しました。
速読のメリット
- 時間内に問題を解き終えられる
- 英語の点数を底上げできる
音読の目的
- 速読のやり方を身に着ける
- 読むスピードを上げる
じゃあ速読はどうやってトレーニングすればええねん。という声にお応えする、一番効果的な音読。それがスラッシュリーディングです。
スラッシュリーディングのやり方
1.教材を準備しよう
音読用の教材を準備します。
おススメは学校の教科書。内容、単語が比較的簡単だからです。
ここで気を付けてほしいのは、あまり内容が難しい教材は選ばない事。
題材が難しい英文は意味を考えるのに手間取るので、音読の妨げとなってしまいます。専門的な単語や熟語が出てくる教材もやめましょう。
音読のトレーニングと単語の暗記、どちらもやろうとするとどちらも身に付きません。
2.英文の和訳をしよう
英文を読むための下準備をします。
まずは一度読んで内容を理解しましょう。
次に、意味のかたまり毎に英文をスラッシュで区切ります。
He went to school / by his bicycle / two days ago.
意味のかたまりは3~4字を目安にするとよいでしょう。あまり細かくし過ぎるとかえってわかりにくくなります。区切りの目安になるのは前置詞の前、接続詞の前、カンマの後、不定詞の前。
あまり分け方を気にしすぎると時間がかかってしまいます。そもそも区切りの仕方は人によってまちまち。自分で区切りの意味が分かれば大丈夫です。
次は区切りごとに和訳を行います。
文の構造がよく分からない英文を読んでも効果はありません。読む英文の和訳、文法解析は必ず行いましょう。そしてスラッシュリーディングで文法を体に染みこませるのです。
ここまでの下準備を「めんどくせ~~~~~」と思った方。あらかじめ下準備を全部済ませたスラッシュリーディング用の教材があります。使いましょう。”やる”はいつだって”やらない”よりもえらいのです。
3.あとはガンガン読む
では読んでいきましょう。
スラッシュで少し間を置きながら、声に出して読んでいきます。
ただただ英語を読み上げるのではなく、同時に英文の意味を考えるようにしましょう。went to schoolという文を読みながら、「学校に行ったんだな」という感覚を持つことが大事です。
一つの英文を読む回数は3~4回が目安です。回数を増やすとそのうち英文に慣れてきて、口で読み上げているだけになってしまいます。読みすぎは効果がありませんので止めましょう。
また、音読は毎日やることで効果が出てきます。気が向いたらではなく、毎日やりましょう。モチベーションが続くか不安な人は量の少ない英文を選んでも大丈夫。
音読の効果はなかなか表れてくれません。少なくとも一か月以上はかかるでしょうか。即効性を期待していると、なかなか効果が出ずにすぐに諦めてしまうことがあります。イメージするのは、2か月、3か月後にすらすら英語を読んでいる自分の姿です。とにかく口と目と脳で英語を体に叩きこみましょう。
やったらできる、それが音読
英語は所詮言語です。世の中にたくさんあるコミュニケーションの手段のひとつ。暗号解析や物理の問題をやらされているわけではありません。私たちが何気なく日本語を使いこなせるのであれば、英語だって同じことです。英語は誰でもやればできる教科なのです。やれば絶対に伸びます。
しかし、やりさえすれば伸ばすことができる教科ではありますが、努力なしでは不可能です。努力さえすれば絶対にできることを知らないので、多くの人が「僕は英語が苦手だ・・・」と諦めてしまうのです。英語を得意教科にできるかどうかはどれだけマッチョなメンタルを持っているかです。「誰だってできる。僕にだって絶対にできる。あとはやるかやらないか」と心で唱えたら音読を始めましょう。
英語はあなたにも絶対にできます。
頑張るか 超頑張るか の二択で考えてください。