大学共通試験に向けて勉強中の皆様、お疲れ様です。

試験を控える皆様に少しだけ聞いてほしいお話がありますので、3分ほど時間をください。

マーク式テストではシャープペンを使うべきか?鉛筆を使うべきか?という問題について。結論から言うと皆様には是非鉛筆を使っていただきたいのです。

シャープペンは採点ミスの可能性がある?

そもそも、マーク式テストの解答用紙はどのようにして採点しているのでしょう?

マークシートは機械によって自動で読み取りを行っています。マーク欄に光を当て、反射された光を読み取ることで塗りつぶされているかどうかを判定するのです。マークが黒く塗りつぶされていれば光を反射しないため、塗られているとみなされます。

気を付けなくてはならない点は、マークが塗られていなくても反射光がなければ塗っているとみなされる可能性があるということ。採点ミスが起こりうるのです。

鉛筆に比べると、細くて硬いシャープペンシルの芯。用紙に強く書き込んだり、書いて消してを繰り返した場合、紙に跡が残ります。そうなると、消しゴムで消したとしても読み取りの光を上手く反射しない可能性があるのです。なのでマーク式テストの注意書きでは大体鉛筆が推奨されています。

記述式であれば採点者に「消しゴムで消し損ねたんだな」とわかってもらえるかもしれませんが、機械は融通が利きません。彼らにそのような情けは存在しないのです。

 

鉛筆で塗る方がシンプルに早い

シャープペンと比較して鉛筆は線が太いため、マーク欄をより早く塗ることができます。たかだかコンマ数秒の差と侮ってはいけません。何百回とマーク欄を塗れば数分の差になってきます。塵も積もれば山となる、です。

 

試験中のアクシデントは怖い

シャープペンを使っていて、「芯が無くなったのに次の芯が出てこない・・・、降ると音はするから中に入っているはずなのに・・・」となった経験はあるでしょうか。

ではこれが試験本番開始五分後、または終了五分前に起こったらどうなるでしょうか。そうですね、死ぬほど焦ります。

入試試験は戦場です。特に大学共通試験の最中は時間との戦いを迫られます。もう極限状況です。

ひとたびメンタルを崩してしまえばその後の教科にも響く可能性すらあります。試験最中のリスクは徹底的に排除しましょう。鉛筆ならメカニカルなリスクを減らすことができますよ。

  

  

以上、シャープペンよりも鉛筆がいいよ!というご案内をさせていただきました。

試験会場にはちょっとだけ先の丸まったベストコンディションな鉛筆たちと「今日の俺は最強!」という自信を持って臨みましょう。

また本番で初めて鉛筆を使ったが持ち方がしっくりこなくて集中できない、なんて最悪ですから今のうちに鉛筆の使い心地にも慣れておきましょうね!